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PMS改善に漢方が用いられる理由と効果

PMSと漢方

生理前になると体がだるくて何もする気が起きなくなったり、頭痛や腹痛に悩まされる女性は大変多いと思います。
これはPMSと呼ばれる症状で別名生理前症候群といいます。

生理前に集中して症状が出ることからこのように呼ばれますが、その症状の内容や重さは人それぞれです。一説によると200もの違った症状があるとも言われ、自分がPMSなのかどうか別の病気ではないのかと悩む方もいらしゃいます。

もちろんほかの病気や婦人科系の症状の可能性もあるので、あまりに重い症状が出てしまう方はクリニックで早急に受診することが必要です。血液検査などでPMSかほかの病気かという診断を受けることができるので安心です。症状が重い方はホルモン療法などで治療を行うケースもあり、低用量ピルなどが使われます。

 

PMSは病気じゃないから自然に改善を

PMSは病気というわけではなく、正常に二種類の女性ホルモンの交代が行われている証拠でもあります。女性としての機能が正常に体の中で行われていると前向きに捉えて、辛い症状自体を緩和する方法を実践するのがしなやかな女性の知恵と言えるでしょう。

生活習慣を整えることでもかなり改善することもありますが、ナチュラルに症状に働きかけたい方は漢方薬を飲んでみるのも方法の一つです。

 

PMSの改善に漢方が用いられる理由

漢方薬は東洋医学に基づいたさまざまな生薬を煎じて薬にしたもので、西洋医学の薬よりも幅広くマイルドな効果を得ることができます。

東洋医学の考え方では、痛みや不調などの何か気になる症状が出た場合には、その症状そのものを解消するのではなく、症状の原因の元となるものから解消するという考え方をとります。つまり体全体に働きかけてPMSの症状を緩和してくれるというメリットがあるのです。

東洋医学では体質ごとに実証、虚証、中間証、という体質に分けて、その証に合った漢方を処方するのが特徴です。

~実証と虚証~
漢方で体質の分類に使われているのが、「実証」と「虚証」です。実証は「体質強壮な人」、虚証は「体質虚弱な人」と考えればいいでしょう。

参考⇒日本漢方生薬製剤協会「漢方における体質の診断法」

 

PMSに使われる代表的な漢方薬

生理前症候群によく使われる漢方薬として有名なのが加味逍遥散(かみしょうようさん)です。

これは体全体の血行を促進してさまざまな症状を改善するのに効果的で、更年期障害の治療にも使われているものです。中間証の方に処方される薬で味も飲みやすく、体がポカポカと温まりPMS特有の腹痛やめまい、精神的ないらいらを解消してくれる働きがあります。

一方実証の方には桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が処方されるケースが多くあります。

PMSの症状の便秘や、肩こり、のぼせ、出血等に効果を発揮します。このような生理前症候群に効果のある漢方の取り扱いがあるクリニックは徐々に増えているので、実績のある漢方医のいるクリニックで処方してもらいましょう。

 

副作用のある「薬」よりもできるだけ自然な対策を!

西洋医学は病気そのものを外科的手術や投薬で取り除き、無効化するという学問です。

西洋医学の薬は即効性がある一方で副作用があったり、かなり刺激が強いという面があります。一方東洋医学の漢方はナチュラルで効果が穏やかですが、体全体の調子を上げて自然治癒力を高めていくという目的で使われます。そのため、よりナチュラルに体の調子を整えたいという方に多く選ばれているのです。

 

もちろん生活習慣の改善もPMS対策には重要

PMSには生活習慣の改善

こうした東洋医学の力を借りながらPMSの症状を和らげていくのに欠かせないのが生活習慣の見直しです。睡眠不足やストレスは生理前症候群の症状をひどくしてしまうことがあるので、忙しい方でも月経の前はできるだけ休息をとり、ゆったりと過ごすことをおすすめします。

また、忙しい方は食生活も乱れがちになりますが、できるだけ納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品を食べてホルモンバランスを整えるイソフラボンなどを積極的に摂取することをおすすめします。

さらに喫煙習慣やアルコール、カフェイン入の飲料も刺激となってPMSを促進してしまうので、できるだけこれらの刺激物は控えます。代わりにノンカフェインで体を温める効果のあるハーブティーなどが生理前症候群の予防に最適です。